ねこねこ亭の小さな命を守る会

あなたが餌をあげている野良猫は、近隣に迷惑をかけていませんか?当会には、毎年多くの相談・苦情が寄せられます。他人の敷地に糞をする、マーキングをする、発情の声がうるさい、車に傷をつける、子猫を産んでいる・・・、餌やりをするのであれば、繁殖して増えないような措置を行ってください。希薄な御近所付き合いの中で、迷惑だと思っている住人の方々は、餌やりへの不満を溜め込んでいます。怒りの矛先が、あなたが餌をあげている猫に向かう前に、増やさない努力をしてください。私達は、野良猫がいない社会を目指して、東京都葛飾区・江戸川区を拠点に、野良猫に不妊手術・去勢手術を実施する活動を行っています。

アリーシャちゃん闘病記:扁平上皮癌と子宮蓄膿症とエイズキャリア:10/25〜10/28

⚠️本記事は、本文中に酷い怪我の写真が含まれます。

➡️アリーシャちゃんを保護した経緯について

10月25〜27日

隔離部屋にいるアリーシャちゃんの事は、昼夜関係なく、彼と交代で可能な限り見守っています。体を拭いたり、ご飯をあげたりするのは、私が担当しています😌

アリーシャちゃんがいる部屋は狭いですが、ケージはドアを開けっ放しにしていて、部屋を移動できるようにしています。

退院した翌日は、ケージに2階があるのに気がついて、エリザベスカラーのまま2階で過ごしていました。生まれて初めてのトイレも初日から使ってありました⭕️

カラーは、朝になったら外してあげて、膿と血を洗浄して、夕方に着けるというのを繰り返していましたが、外していると、頭を振った時に、周囲に血と膿が飛び散りました。

想定内の事だったので、予めケージの外にはペットシーツを貼っていましたが、それでも部屋に飛び散っている時も多く、出血が多い時には、部屋が殺人現場のような状態になっていて、半日かけて掃除という時もありました😰

飛び散った血と膿
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排便に関しては、26日の深夜1時、形のある便がでました。次は下痢。下痢をした状態のまま、トイレで動かなくなっていました。その翌日は形がある便。そして水下痢しかでなくなり、排便も排尿も、寝たままの状態でしか出来なくなりました😔

最初の下痢の時、下痢を隠すように体を上に置いていて、私に怒られないか心配している風だったので、優しく声を掛けながら「心配ないよーほらほら見ててー」と、汚れたペットシーツをスッと抜いて、新しいペットシーツに取り替えてあげたら、目をまん丸にして、その様子を見ていました😳

「だから汚しても大丈夫なんだよー」って話してあげると、それからは、右側で下痢をしたら、そのまま少し前に這っていって左側でスタンバイするようになりました。とても賢い子です😌

寝たきりになり始めた頃に、柔らかいクッションをペットシーツで包んでケージに敷き詰めてあげたら「ふかふかだ⤴️」と、とても喜んでいました☺️

下の写真は、頭をブルブルした時に飛ぶ塊です。血と膿が混じっているので臭いがかなり強いです。

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血と膿で体が汚れるので、一日に何度も拭いてあげるのですが、すぐに汚れてしまって、取れない汚れの方が増えてきてしまいました⤵️

痩せて骨がでてしまった体にブラシは痛いと思うので、そっと撫でるようにして櫛を通してあげているのですが、アリーシャちゃんは、体を拭く時も、ブラシをする時も、なでなでする時も、ずっとグーグーと嬉しそうにします😌

ご飯とお水は、寝たままの状態の口元に持って行くと、食べたい時は、お皿に口を近づけて食べます🍚食欲は、今でもありますが、固形物は徐々に食べられなくなりました。一度の食事で3種類くらいのウェットフードを食べています。日に6回くらい食べています。食べた後は、必ずお水も飲みます。

退院した初日

体を拭いてあげる時に、アリーシャちゃんの体に出来た癌が、もう手遅れな状態だという事がわかりました。

右耳から頬、そして喉、首元まで、石のように硬い癌が広がっていました。

この4日間、硬い塊をなでて綺麗にしてあげる度に、もう出来る事はないんだと思い知りました。

最後まで諦めたくはなかったけれど、CTや手術をするという希望は捨てました。

意味のない麻酔や絶食をするよりも、好きな物を好きなだけ食べる時間にしてあげたいと思いました。

10月28日:病院へ

抜糸をするにはまだ早いのは分かっていましたが、夕方、病院へ連れて行きました。私が感じた事を、早い段階で先生に確認しておきたかったからです。

キャリーを布で覆って行きましたが、臭いが外に漏れていて、他の患者さん達の迷惑にならないか気になりましたが、珍しく患者さんが少ない日でした。

待合室で待つアリーシャちゃん
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この4日間の事を踏まえて、先生とお話をしました。

喉元まで癌の硬い塊がある事、左耳にも癌の兆候がある事、CTをしてももう意味がないところまで進行している事が分かりましたと伝えました。

退院する際「次の診察の時に、これからの事を話し合いましょう」と先生から言われていましたが、それは先生が私に心の準備をする時間を下さったんだと分かりました。

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垂れ続ける膿と血。そして酷い臭い。

私は平気だけれど、綺麗好きな猫にとっては、その状態がどんなに辛かろうと、アリーシャちゃんの気持ちを思うと辛くなります😔

ケアがし易いようにと、先生が時間を掛けて、患部の周辺をバリカンで丁寧に剃ってくださりました。

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癌の進行は早くて、目の上にも膨らみができて、右目が開けずらそうになりました。

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先生からの提案で、後頭部に空いている穴に細い管を入れて、洗浄を試してみました。水は、耳の穴からも出てきました。途中、アリーシャちゃんが、頭をブルブル振るので、先生と私、机にも、膿混じりの水が飛び散りました。

それから、いくつか皮膚に開いている穴を押して、中の膿を絞りだしてくれました。

痛いのでは?と心配になりましたが、アリーシャちゃんは、全く痛がる素振りもなく、処置中もグーグー嬉しそうにしていて、処置が終わった後も、サッパリしたわ⤴️という顔をしていました。

患部が、こざっぱりしました😌
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小さい穴が開いているのが見えますか?中には膿が溜まっています。

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腫れ上がっている皮膚は、肉の部分を覆っているだけで、剥ごうと思えば剥がれてしまいます。だけど剥いでしまうと、右側の頭の肉が剥き出しになってしまうので、保護する為に残しています😔

子宮蓄膿症の傷跡の抜糸は、あと5日くらい後になりました。傷口は順調に回復していたので、エリザベスカラーは、外す事になりました。お腹を舐める元気も、もうありません😢

体重は、2.94Kgでした。

点滴をしていただいて、下痢止めの注射をしていただきました。下痢止めのお薬も1週間分(朝・晩)処方していただきました。

アリーシャちゃんと病院へ行っている間に、彼が、血と膿で汚れていたケージと部屋の掃除をしてくれました。

病院での処置と、部屋の掃除の相乗効果で、臭いが和らぎ、帰宅したアリーシャちゃんも、なんだか嬉しそうでした😌

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