千葉県印旛郡酒々井町:トラバサミによる猫虐待事件
⚠️本記事は、本文中に酷い怪我の写真が含まれます。
この現場には、酒々井町の助成金制度を含め、いかなる助成金も利用する事ができません。医療費や保護にかかわる餌・砂代、現場までの移動費など、全て私たちが負担しています。本来なら、江戸川区・葛飾区の野良猫たちを救う為に皆様から集まった寄付金を使っています。地元の方で、この記事を見られた方がいましたら、是非とも御支援をお願いいたします🙏
➡️支援方法について
2021年11月13日現在、保護した猫は23匹です😔
➡️保護した子たちの一覧
💓里親募集中の猫たち
9月8日:相談
午前2時50分、1通のメールが届きました。
そこには、酒々井町某所に、酷い怪我をした猫がいる事、怪我をしている猫は1匹だけではない事、とても沢山の野良猫が足を怪我したり引きずっていて、助けてあげたくても、自分たちだけでは助ける事ができないという、とても悲痛な内容が書かれていました。
そして、昨年、私たちが保護をしたシーちゃんと同じ場所・状況であると思うという事も書かれていました😢
9月8日:10時半
相談者様に電話をして、詳細を伺いました。
ですが、私達の活動拠点である葛飾区・江戸川区から、酒々井町まで、高速を使ったとしても1時間以上かかります💦
小さな仲間の集まりでしかない私たちが、最善の結果を出してあげられるだろうか悩みました😔
猫たちが一番活動している時間が21時以降と聞いたので、ギリギリまで仲間たちと相談をして、最終的に現場に行く事を決めました。
9月8日:夜
20時半、私、ベテランボラさん、助っ人ボラさんで、捕獲器3台を積んで、現地へ出発しました。22時少し前に到着しました。生憎の雨でした⤵️
現場に到着すると、人馴れした多くの野良猫が道路を横切り、その光景は、猫で有名な青島に近いものがありました😰
相談者様と合流して、怪我をしている野良猫を(2匹)確認できたので、21時54分、「鳥獣保護管理法違反」と「動物愛護管理法違反」として、警察へ通報しました。足の怪我の状態から、トラバサミの罠にかかった怪我と思われました。
警察が到着するまでの間、後ろ足を怪我をしていた猫を1匹捕獲しました。
しばらくすると警察の方が(5人)到着。第一通報者として、酒々井町まで来た経緯と状況を説明、捕獲した猫を確認していただき、過去に保護をしたシーちゃんの件も含めて報告しました。
怪我した足の状況は、猫が体を丸めて見え辛かったので、後日、写真を郵送する事になりました。
他にも怪我をした猫がいると聞いていたので、沢山いる猫の中から、みんなで怪我をしている猫を探しました。警察の方が、近くの住人の方に聴取していました。
周辺には「ネコに迷惑しています!」という看板がいくつもありました😰
野良猫が増えた結果、多くの餌やりが来るようになり、人間を怖がらなくなった猫は、目につく場所に堂々と寝転がり、更に目立つようになります。
猫が嫌いな住人たちや、糞尿被害にあう住人たちの怒りの矛先は、増え過ぎた野良猫へ向かい、違法であるトラバサミを使って虐待をするという最悪の事態を招いていました😔
可愛い💓癒されたい💓人間側の無責任な欲が招いた結果が、猫たちを苦しめ殺す結果になってしまったのです。
この現場にいた猫の数は、ざっと20〜30匹でした。
相談者様が猫を確認した数年前から計算すると、その数は、少な過ぎます😔
その背景に、どれだけ罠にかかり命を落とした猫がいたか、想像してみてください。
トラバサミのような違法な罠をつかって、猫を罠にかける人は、目障りな野良猫を減らす為、他の方法(毒餌)も試していることでしょう。
猫は、年4回繁殖可能です。子猫に授乳させていても、妊娠している事もあります。1回の出産で7〜9匹産む事もあります。計算しやすいように、1回の出産で6匹生まれて、半数の3匹がメスだったとすると(病気や事故、飢えの心配がなく全ての子猫が育った場合)1年後には、512匹なる計算になります。
餌やりを禁止するだけでは何も効果はありません❎
不妊去勢手術をして、まずは繁殖を止める事❗️も合わせて必要です。
看板は、目に見える場所での抑止力にはなるかもしれません。現に、看板を設置し、餌やりを怒鳴り続けた結果、餌やりは減少して、猫達は飢えているようにも見えました。
最初に相談者様と約束したのは、怪我した子の保護のみでしたが、次は誰が殺されるか分からないような状況下に、猫たちを置いて帰るのは忍びなく、妊娠中と思われるメス3匹だけを連れて帰りました😔
この犯人が悪質なところは、罠に掛かった猫を、そのまま殺す事もできるのに「お前らが餌をやるから、こうなるんだぞ❗️」と罠を外して、見せしめのように、生かし、見せつけている点です💢犯人が、相当な恨みを持っている事が、伝わってきました。
➡️ママと子供のその後
家族と思われる3歳くらいのメス。3匹は仲良しで一緒にいました。
右の鼻先が大きく裂けていて、呼吸がスースー漏れていました。
➡️ダリアちゃんのその後
ママ猫は、子猫たちが捕獲器に入ったのを確認してから、餌も何も仕掛けていない捕獲器に自ら入っていきました😭ここにいたら、いつ殺されるか分からない事や、私たちが助けに来た事を理解したんだと思います。
深夜3時過ぎ、帰宅しました。コツコツボラさんの家に4匹を朝まで置いてもらいました。
9月9日:朝
朝一番、コツコツボラさんと私で、堕胎手術が必要になるだろう3匹をみやむら動物病院へ運びました。
そして、怪我をしていた子を平井動物病院へ運びました。
右後ろ足は、骨が剥き出しの状態でした。
怪我をしてから数日から1週間以内くらいとの事でした。
血液検査の状態は、多少の貧血はあるものの、麻酔ができそうな状態だったので、明日、足の切断手術をする事になりました😔
首から2回採血をしましたが、とてもお利口さんでした😌
相談者様が、この子の双子の兄妹を保護しておられ、ミニーちゃん(女の子)という名前なのだそうです。相談者様に、この子の名前を考えていただいたところ、ミッキーちゃんという名前をつけてくださりました😌
ミッキーちゃんのインスタグラムができました💓
➡️ミッキーちゃんの断脚手術後の経過報告
➡️9月09日(夜)
➡️9月10日(乳飲み子2匹保護)
➡️9月11日(負傷猫を捜索中)
➡️9月19日(看板が増えた?)
➡️9月24日(2匹保護)
➡️10月3日(4匹保護)
➡️10月7日(1匹保護)
➡️10月9日(1匹保護)
➡️10月16日(2匹保護)
➡️10月23日(1匹保護)
➡️10月30日(2匹保護)
➡️11月13日(2匹保護)
うち1匹は右前足を切断していました😔この子は、くくり罠による怪我のようでした。
もし、皆様の中で、被害にあった猫の情報、犯人に心当たりがあるという方がいらっしゃいましたら、千葉県佐倉警察署(生活安全課)電話(043-484-0110)まで情報をお寄せください🙏