江戸川区平井:多頭飼育崩壊:2019年2月29日:立入り3日目(飼い主編)
この日、飼い主は、咳が酷く、聞くと持病の喘息があると言っていました。
こんな部屋に住んでたら、喘息も悪化しそうだし、他の病気にもなりそうな感じがして、早く、新しい家に引越しして欲しいなと思いました。
お風呂や洗濯(コインランドリー)に行ったみたいで、いつもと違って、小綺麗な格好になっていて驚きました😳
ゴミの中から何に使うのか分からないけれど、工具が沢山でてきました。そのひとつを持っていって、これ捨ててもいいかな?と尋ねると。
水道が壊れるから、これで修理していた。
水道は11月から止まっている。
蛇口が固くて回らない時があったから自分で修理して使っていた。
もう使う事もないだろうから捨てていい。
と話してくれました。
電気・ガスはともかく、水だけは生命の危機に直結するものです。平和だと、豊だと、言っている日本で、こんな生活をしている人がいるという事実に、なんだか切なくなりました😔
その他、いろんな話をして分かった事があります。
・佐賀の出身
・父親は自衛官だった
・父も母も他界し、今では佐賀にいる親戚とも付き合いがなくなった
・以前、結婚していて、ボラミちゃんくらいの子供がいる
・東京の大学を卒業してて、囲碁のサークル長でプロ級の腕前だった
・でも将棋は、そんなに強くなくて、2段だった
・本を読むのがすごく好き(室内から沢山の本がでてきました)
・(ハリーポッターのラベルの話をしたら)映画は気が向いたから録画した
・タクシーの運転手をしていたことがある
などなど。
私も出身が九州なので、鳥栖駅の話とか、ここには書かないけど、他にも色んな話をしました。この飼い主の年齢で、大学を出ていて、父親が自衛官という事は、当時としては、とても裕福な家庭だったんだと思います。そんな人が、どんな人生を歩んで、こんなゴミ屋敷に住むようになったのでしょう?
途中、咳き込みながらも、片付けの手伝いをしてくれた飼い主は、今日も最後に御礼を言ってくれました。
今日が、立入り最後の日です。
猫は、全部保護したはず💪だけど、もしかするとまだ隠れている子がいるかもしれません🤔念の為、飼い主に、餌を置いたままにしてもらって、夜に猫が出て来ないか様子をみてもらうことにしました。