葛飾区東新小岩(餌やり崩壊現場)2021年05月11日に起こった事
捕獲を試みるも、失敗続きだった白グレー一族の2匹目を、昨日、捕まえる事ができました😭
白グレー一族が捕まらない理由は、複数の餌やりがいて、常にお腹いっぱいの状態だという事以外に、室内に入れて飼っている家があるからでした。室内から出てくるタイミングと合わなければ、姿の確認すらできません。なかなか捕獲できなかったのも当然です😔
捕獲した猫は、長い毛に覆われていて性別不明だった為、とりあえず3万円を握りしめて病院へ迎えに行くと・・・メスでした。
手術費用は
オス:去勢手術費:5,500円
メス:不妊手術費:11,000円
です。
加えて、子猫とメスだけは、体への負担を考えて、抗生物資の注射を打ってもらっているのでプラス2,310円が掛かかります。注射を打つと、傷の治りが早くなります😌
もし妊娠していたら、堕胎費用と供養代もかかります。
怪我や病気の時には、できる限りの治療をしてもらっているので、更に費用が掛かります。
時々、先生にお願いして、堕胎した子を見せてもらうことがあります。
お皿に入れられた小さい体は、1匹1匹、薄い袋に覆われていて、その袋の中で、顔の形や毛色までが見えるほどに育っていた時には、いま袋を破いて育てれば、育ってくれるのではないかと、そんな錯覚にも陥ります。生まれたとしても、まともに育つことはない現場に、それでも生まれた方が良かったのか、悶々と考えてしまいます😔
命を助ける為に獣医になった先生方に、命を絶つ手術をさせてしまう事も申し訳なく思います。
ただ餌をやっている人たちは、そんな事、何も考えた事がないでしょう?
不妊手術が終わり受け取ったメスは、近親交配が進んでいる影響がでていたようで、卵巣がない?!と間違うほどに極小だったそうです。奇形の卵巣は、院長先生が見つけてくださりました。見た目は子猫のように若いけれど、内臓の状態は、そこそこ年を取っていて大人だったと言われました。妊娠・出産直後ではなかったけれど、授乳した痕跡があったとも言われました。
捕獲した場所へリリースに行くと、餌をやっているB家と遭遇しました。
無視して捕獲器から出す作業をしていると、わざわざ捕獲器を覗き込んできて、「◯◯ちゃん♪」と名前を呼びました😳
「飼い猫ですか?」と尋ねると、「野良猫よ♪」と言いました💢
話を聞くと、餌をやっているから、毎年子猫を連れてくるの♪この子が1年前に連れてきた2匹が可愛かったから家の中で飼っている、1ヶ月半くらい前(◯◯ちゃんの)お腹がパンパンに膨れていたから、もうそろそろ子猫を連れてきてもおかしくないんだけどなぁ・・・と、言いました💢
年齢を尋ねると4、5歳と言っていました。
更に、家の中で飼っている2匹については(もう1歳になるのに)発情がきてないから不妊去勢手術はしていない。オスの方は手術しなくていいわよね♪とも言いました💢
呆れるやら、怒りやら😔
捕獲した子を戻したらサクッと帰るつもりでしたが・・・、どんなにその考え方が危険でリスクを伴う行為であるか、話をしてしまいました😔
何を言っても心に響かない人たちに、何を話せば変わってくれるのか・・・不毛だと思いながら話をする自分にも嫌気がさします。だけど、話さずにいられませんでした。
長い話になる前に、捕獲器の中の子を見て、一旦家の中に戻り、1万円を持って来て渡されました。(その後、左手に1万円を握りしめながら説教しました😑)2年近く、この現場で捕獲と保護を続けて、初めてもらったお金でした❗️
でもこの現場には、すでに100万円以上のお金を使っています。みなさんから届いた支援物資を含めると、200万は優に超えた金額を使っていると思います。1万円をもらっても、今日手術した子の手術代にも足りませんが、それはそれとして、ありがたく頂きました。1万円は、寄付金口座に入金しました。