ねこねこ亭の小さな命を守る会

あなたが餌をあげている野良猫は、近隣に迷惑をかけていませんか?当会には、毎年多くの相談・苦情が寄せられます。他人の敷地に糞をする、マーキングをする、発情の声がうるさい、車に傷をつける、子猫を産んでいる・・・、餌やりをするのであれば、繁殖して増えないような措置を行ってください。希薄な御近所付き合いの中で、迷惑だと思っている住人の方々は、餌やりへの不満を溜め込んでいます。怒りの矛先が、あなたが餌をあげている猫に向かう前に、増やさない努力をしてください。私達は、野良猫がいない社会を目指して、東京都葛飾区・江戸川区を拠点に、野良猫に不妊手術・去勢手術を実施する活動を行っています。

症例紹介:肛門の上にできた腫瘍の手術しました:肥満細胞腫

⚠️本記事は、本文中に手術後の写真が含まれます。

とても珍しい症例なので、今後の参考の為に、記録を残す事にしました😌

ボランティアさんが飼っている保護猫ちゃん、推定9歳の女の子です。

(千葉県の県営アパート室内で、高齢者の方が不妊去勢手術をしないまま猫を飼い、繁殖していました😔退去を命じられた為、ボランティアの方々が介入して、殺処分を免れた猫ちゃん達の1匹です☘️)

5月16日に、肛門の上の方が赤く腫れているのに気がつきました💦

翌日、みやむら動物病院の院長先生に診察していただいたところ、手術をして腫瘍を取り除く必要があるとの事で、5月21日に手術をしました。

幸い、気がつくのが早かったので、摘出範囲は小さくて済むだろうとの事。もし、もう少し大きい腫瘍になっていたら、摘出範囲が大きくなってしまい、肛門の筋肉が緩くなって、うんちがダラダラ垂れてくる状態になる可能性もあったそうです。

今回の手術は、矢部先生に執刀していただきました。

手術前の状態です。肛門の上に、ぷっくり腫れた箇所があるのが分かるでしょうか?

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犬では、未去勢のオスでよくある症状(肛門周囲腺腫、肛門周囲線癌など)との事ですが、猫の場合、肛門周囲腺がないので、同じような腫れでも病名が異なるのだそうです。

術後の麻酔の覚めが良くて、予定より早くお迎えができました⤴️意識もしっかりしていました。

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術後は、こんな感じです。1針だけ縫ってあります。2週間後に抜糸します。

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お薬を飲ませるのが難しい猫ちゃんだったので、投薬の代わりに抗生物質の注射(コンベニア)を打っていただきました💉抜糸までの間に、傷口から膿がでたり、糸を自分で千切ったりした時には、病院へ来てくださいとの事でした😌

取り除いた腫瘍を見せていただきました。こちらが表部分。赤く見えていた側です。

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こちらは内側。悪性か良性かまだ分かりません。外部機関に出して詳しい検査をしていただきます😌病名が確定したら結果を追記したいと思います。

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昨晩の0時から絶食だったので、とてもお腹が空いていたみたいです💦帰宅したら、パウチをペロッと1袋食べたそうです🍚

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早く良くなりますように🌈

6月4日、抜糸と生検の結果を聞きに行ってきました。

どん兵衛カラーで頑張りました🍜
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生検の結果、摘出した腫瘍は、肥満細胞腫でした。猫の皮膚にできる肥満細胞腫は、悪性度が低いのと、手術で、周辺の疑わしい組織についても綺麗に切除できたので、もう心配ないそうです😌ちなみに、犬の場合は、悪性度が高いので要注意なんだそうです💦

今日は、抜糸の予定だったのですが、いつの間にか糸が取れていていたので、抜糸はありませんでした☺️たぶん、同居している猫ちゃんが、舐めて取っちゃた?というオチみたいです😅

こんなに綺麗に治りました⤴️
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猫ちゃんの脱走防止に窓には柵をつけてあげてね☺️脱走防止柵は私が買って良かった物のひとつです。