ねこねこ亭の小さな命を守る会

あなたが餌をあげている野良猫は、近隣に迷惑をかけていませんか?当会には、毎年多くの相談・苦情が寄せられます。他人の敷地に糞をする、マーキングをする、発情の声がうるさい、車に傷をつける、子猫を産んでいる・・・、餌やりをするのであれば、繁殖して増えないような措置を行ってください。希薄な御近所付き合いの中で、迷惑だと思っている住人の方々は、餌やりへの不満を溜め込んでいます。怒りの矛先が、あなたが餌をあげている猫に向かう前に、増やさない努力をしてください。私達は、野良猫がいない社会を目指して、東京都葛飾区・江戸川区を拠点に、野良猫に不妊手術・去勢手術を実施する活動を行っています。

梵天丸のボンちゃん🚑左目失明と(心臓)心室中隔欠損症

2020年9月9日の夜、葛飾区西新小岩(アパート崩壊現場)から捕獲・保護をした猫ちゃんの治療経過を綴るページです📝

届いたばかりの新品の捕獲器と、買ったばかりの捕獲器を包む布の中に初めて入った子が、この猫ちゃんでした😔1ヶ月以上、捕獲を続けていた現場で、24匹目に捕まった子でした。

預かりさんが、独眼竜政宗の幼名(梵天丸)から、ボンちゃんと命名してくださりました🌼

2020年9月9日:捕獲

保護した当時、左目はもう失明していました😔
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左目からは、血と膿がタラタラと流れ出ている状態でした😱
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2020年9月10日:入院

翌朝、みやむら動物病院へ連れて行って、そのまま入院治療することになりました。ボンちゃんの担当は、大西先生になりました。

体重は、920グラム。男の子でした。

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夜か翌日に眼球摘出手術の予定でしたが、夜、病院から電話があり、血液検査とレントゲンを実施したところ、炎症を示す数値と、貧血を示す数値が非常に悪く、麻酔ができない状態だと言われました😔さらに気管が狭すぎて、麻酔の際に行う気管挿管が難しく、手術は延期となりました。

2020年9月14日

夜、病院から電話がありました。 食欲はすごくあるけれど、白血球の数値が(基準値:2870-17020)に対して、 入院当日(64000)、今日は(97000)になっているとの事😱ただ、熱はそこまで高くなく、貧血の症状も改善しているので、引き続き治療を続けるというお話でした。

2020年9月16日

今日の体重は、1.2Kg。 白血球の数値が(23000)まで下がりました。入院初日から続けている抗生物質の飲み薬に加えて、3日前からゲンタマイシンという抗生物質の注射を始めたとの事。眼球の腫れが、少しずつ改善してきました😌

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先生の話では、このまま瞼を閉じれるようになれば、眼球摘出手術は必要ないそうです😭

わずかですが、瞼を閉じようとする動きに合わせて、眼球が動くようになっているのが分かりました⤴️

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ものすごく甘えん坊で、ずーっとグーグー喉を鳴らして喜んでいました♪

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ボンちゃんの様子を動画で撮影してきました😌

2020年9月20日

午前中、ボラミちゃんがお見舞いに行ってくれました。瞬きできなかった左目ですが、なんと❗️腫れがひいて、もう閉じる事ができるようになっていたそうです😭もう数日様子をみてから
・部分的に眼球切除するか
・閉じて縫っちゃう?か
・そのまんまにするか
の判断になるとの事でした。

2020年9月21日

午後一番、ボラミちゃんとふたり、ボンちゃんに会いに行きました。前回会った時よりも、さらに眼球の腫れがひいていて、ここまで良くなるだなんて、本当にびっくりしました😭

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ボンちゃんが瞬きする様子を動画で撮影してきました😌

2020年9月22日

先生と話をして、週末退院する事になりました☺️

貧血は少し改善、白血球の数値は依然高いままですが、ボンちゃんの生命力を信じて、このまま自然治癒させる方向でいくことになりました。退院後は、目薬を1日3回、飲み薬は4日分を処方、1ヶ月後に再診となります。

退院の際に、エイズ・白血病キャリア検査(潜伏期間があるので暫定結果となります)と、ワクチン1回目をしていただき、去勢手術は、もうすこし状態が安定してからとなります。

2020年9月26日:退院、そして預かりさんちへ

午前中、ワクチン1回目を打っていただき、ドロンタール(駆虫2回目)を飲んで退院しました🎊エイズ・白血病キャリア検査は、どちらも陰性でした。

貧血は、29.1%、白血球は、18030(基準値:2870-17020)まで改善しました⭕️

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1ヶ月後に再診で、2回目のワクチンを打っていただきます💉

病院では、4日前から抗生物質の投与は中止していて、それでも状態が安定していたので、退院後は、1日3回の点眼(点眼の回数は多くても良い)のみで良いそうです。あとは、目ヤニが出やすいので、目の状態を悪化させない為に、目ヤニがでたらマメに拭いてあげてくださいと言われました

今後は、更に赤い部分がなくなっていって、白濁した感じの目になるみたいです😌

みてみてーこんなに良くなったよ⤴️
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目が、こんな風になった原因については、もしかするとヘルペスウイルス(猫風邪)によるものかもしれないそうです😔

幸い、ボンちゃんは、エリザベスカラー(実は、クリアファイルをホッチキスとガムテープで止めた物)を嫌がらないので、再診の時までつけっぱなしで良いでしょうとの事でした😅ボンちゃんは、捕獲した日も、自分で目を触ったりしてなかったので、本能的に、触ったら悪化するということを理解しているのかもしれません。

写真は、預かりさん(ママ)のお膝の上のボンちゃんです💕
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横浜から預かりさんになってくださるパパとママが、車で病院までお迎えに来てくださりました💨パパもママも車も初体験のボンちゃん。今日から、新しい一日が始まります✨

ボンちゃんが行くオウチには、3匹のお兄ちゃん猫達がいます😺
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2020年10月2日

退院から1週間ちょっと、赤い部分があともう少しになりました⤴️

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2020年10月10日

ついに❗️赤かった部分がなくなりました⤴️
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お家にいる先輩猫ちゃんたちとボンちゃん 💓
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2020年10月17日

床暖サイコーうぇ〜い ⤴️
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2020年10月20日

お兄ちゃん達とボンちゃん💕
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2020年10月25日

今日は、ボンちゃんの再診の日でした体重は、1.98Kgになりました😌

左目の経過は順調で、このまま何もせず、あと1ヶ月経過をみる事になりました。点眼は、少しずつ回数を減らしていって、何も変化がみられなければ、そのまま終了して良いそうです。

1点だけ、心音に少し雑音(心拍と心拍の間にザーザーザーという感じのもの)があったので、1ヶ月後の再診の時に、もう一度、心音を確認して、必要であれば、レントゲンかエコーを実施する事になりました💦

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おめめは、ここまで良くなりました😭
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それと口臭(歯肉炎)がありました。ウイルス性のものなので、もし悪化して食欲が落ちてきたり、歯がぐらぐらし始めたら、抜歯した方が良いです。いまのところ食欲はあるので問題ありません⭕️

2020年11月1日

2回目のワクチンをしました体重は、2.12Kgになりました😌

2020年12月6日:心臓の病気

今日は、心臓の雑音の原因について精密検査をしていただく日。午前中にお預けして、午後にお迎えです。もし検査で問題なければ、去勢手術もお願いしていたのですが・・・

先生からは、心臓に問題があった場合、麻酔をするリスクが高くなるので、手術は避けた方が良い等の説明がありました。当然です😔

でも、これまでの雑音の傾向から、問題がないという可能性はゼロだと思っていたのと、これから先、症状が進行してからではもっと手術をするのは難しくなるだろうと思ったので「(大西)先生の腕を信じているので、できる事ならば、できるだけ(去勢手術を)して欲しいです。何があったとしても、先生に全てお任せします。」とお話しして、全てを託しました。

検査前に体重測定をしました。2.56Kgになり、また少し大きくなっていました😌オウチでは嫌がるという、爪切りもしていただきました☺️

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午後のお迎えで、心臓の精密検査の結果、右心室と左心室を2つの空間に分けている壁に大きな穴があいているのが見つかりました😭

心室中隔欠損症と言います。

以前、江戸川区平井で発生した多頭飼育崩壊の1匹(ナルちゃん)も心室中隔欠損症だと分かり、その時、色々調べていたので、ある程度予想していた事でしたが、ナルちゃんの時と違って、その穴が大きかったので、少しショックでした😔

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参考:ナルちゃんの心室中隔欠損症の際に、今後発症するだろう病気、注意点についてまとめています。

ボンちゃんのエコー動画を撮影してきました。ナルちゃんの時と比較すると、ナルちゃんの時は、プシュッと穴が分かりやすかったのが、ボンちゃんのは穴が大きい為に、噴出している部分がボワッという感じになっている違いがあります。

心臓の手術をする為には、心臓を止める必要があるので、人工心肺装置が必要なのですが、今の病院では装置がなく手術ができません。先生から、もし手術をする場合は、心臓専門病院を紹介する旨の説明がありました。

幸い、今日の検査結果では、心臓の血流や動きに問題はなく、まだお薬の必要もないとの事だったので、もう暫くは定期検査を続けながら、これから先の事を考えたいと思っています。次回検査は3ヶ月後になりました。

普通であれば手術しない選択をするだろう状況下で、無事に去勢手術を終わらせていただいた大西先生に、心から感謝しています😌

2021年4月4日:心臓の再検査

今日は、心室中隔欠損症の再検査の日でした。午前中にお預けして、午後にお迎えです。

お預けする時に、爪切りをしていただき、体重測定をしました。3.6Kgになっていました😉

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エコーとレントゲン2枚を撮影しました。 1枚目のレントゲン。線と数字が書いてあるのは、VHS(Vertebral Heart Size)胸骨心臓サイズの測定結果です。前回のVHSが、8.2、今回のVHSが8.0、若干今回の数値が低いですが(低くなる事はないので)誤差の範囲とのこと。この数値が大きくなると心室中隔欠損症が進行している目安になります。今回の検査結果では、心臓の大きさに変化がなかったので、3ヶ月〜半年に1回くらい検査をしながら、様子をみていく事になりました。

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お家では、先住猫ちゃんと運動会をして走り回っているんだとか💦先生に運動させない方が良いか尋ねたところ、運動後にハアハア苦しい様子とかがなければ、自然体のままで大丈夫との事でした⭕️

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2021年10月3日:心臓の再検査

今日は、心室中隔欠損症の定期検診の日でした。午前中にお預けして、午後にお迎えになります😌

久しぶりに再会したボンちゃんの体重は、4.26Kg⤴️大きくなってましたー☺️

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レントゲンの結果、VHS(Vertebral Heart Size)胸骨心臓サイズの値は、8.4。前回より、少し数値が大きくなっていました😢

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だけど、エコー診断では、心臓に空いている穴の状態は寧ろ良くなっていて、穴から流れ出る量が少なくなっていたそうです☺️嬉しいー

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これからも、半年から1年くらいの間で定期検査を続けていく事になりました💓

診察が終わって、ホッとしているボンちゃんです😌

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