ねこねこ亭の小さな命を守る会

あなたが餌をあげている野良猫は、近隣に迷惑をかけていませんか?当会には、毎年多くの相談・苦情が寄せられます。他人の敷地に糞をする、マーキングをする、発情の声がうるさい、車に傷をつける、子猫を産んでいる・・・、餌やりをするのであれば、繁殖して増えないような措置を行ってください。希薄な御近所付き合いの中で、迷惑だと思っている住人の方々は、餌やりへの不満を溜め込んでいます。怒りの矛先が、あなたが餌をあげている猫に向かう前に、増やさない努力をしてください。私達は、野良猫がいない社会を目指して、東京都葛飾区・江戸川区を拠点に、野良猫に不妊手術・去勢手術を実施する活動を行っています。

🎊江戸川区本一色から、猫風邪が酷かった茶トラの地域猫を保護しました

この猫ちゃんは、相談者のM様が「保護してあげて飼いたい」ということで、保護した猫ちゃんです。M様のオウチの猫になりました🌼

11月25日:相談

M様から、江戸川区本一色(某駐車場)に、猫風邪のような症状の(両目がただれていて、目があまり開いていない)耳カットされた猫がいるので、治療の為の注射だけでもしてあげる事はできないか?という相談がありました。カリカリをあげると、とてもお腹が空いているのか、ものすごく食べているとの事でした。

夜、スタッフとふたり現場に様子をみに行きました。
地元の個人ボランティアの方から話を伺うことができました。その方の話では、3ヶ月くらい前には、別の餌場にいて御飯を食べていた野良猫で、小さい頃に、カラスに突かれたようで、もう随分前から片方の目が失明しているとの話でした。その後、ある日突然いなくなり、気がついたら元いた餌場から離れた駐車場にいて、耳カットがされていたとの事でした。

誰かが不妊手術をして、(駐車場という場所がリリースしやすかったのか?)捕獲した場所とは違う場所にリリースして、手術による衰弱と、馴れない場所で、そのまま弱っていったのではないかと思いました。

両目が変に釣り上がっていました(謎)
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あまり準備していなかったので、とりあえずの道具で捕獲を試みましたが、駐車場という場所柄、あちこちの車の下に逃げ混んでしまったので、この日の捕獲は諦めました。

11月26日

みやむら動物病院の大西先生に、撮影した写真を見せながら症状を説明し、お薬(抗生物質)を1週間分だけ処方(朝・晩)していただきました。

M様は、夏に、後ろ足がない3本足の三毛猫を保護したばかりとの事。この猫ちゃんの事も、犬の散歩中に毎日見るようになって、気になってしょうがなく、保護するかどうか迷っているというお話でしたが、先住猫ちゃんがいる状態で保護するには、準備も必要だし、感染症のリスクもあるので、保護した場合のリスクなどお話しして、もう少し考える時間ができた方が良いかなと思い、とりあえず、お薬を託し、毎日の餌やりをお願いしました。

11月30日

夕方、M様から電話がありました。昨夜、どうしても心配で、駐車場にダンボールを置いてみたら中に入ったので、そのまま家に連れ帰ってしまった(どうしたら良いでしょうか?)という内容でした。連れて帰ってからは、ご飯は食べていないとの事でした。

午後の診療に間に合いそうだったので、急ぎ、みやむら動物病院に連れて行き、院長先生に診察をお願いしました。

ダンボールハウス(←これ)に入った状態でM様が運んできました。ダンボールには2箇所穴が開いていましたが、逃げなかったそうです。逃げる元気すらない状態みたいでした。

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猫風邪?目が釣り上がっていて何だか変です。
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両方の目が癒着していて(=だからツリ目っぽくなっていた)、少し白濁していました。そして目の内側寄りに、直径2ミリ程の出来物が、両方の目にできていました。

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見えるでしょうか?イボのような物があって、少し白濁しています。

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先生の話では、失明はしていないとの事でした。だから、駐車場で足が遅いなりにも逃げられていたんだと思います。そして、口の中を診ていただくと、全ての歯がありませんでした😭年齢は、10歳を超えていて、目は生まれつきの可能性が高いとの事でした。

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耳カットは左耳にあったのでメスかと思っていたのですが、茶トラのメスは珍しいので、もしかしたら?と思い、先生に確認していただくと、オスでした😑
(一般的に、不妊手術が終わったメスは左耳、去勢手術が終わったオスは右耳に、耳カットをします)

エイズ・白血病の検査は、どちらも陰性(ただし、白血病が約1ヶ月、エイズが約2ヶ月の潜伏期間がありますので暫定結果です。)
脱水が酷かったので、点滴を多めにしていただきました。
体温は、37.3度で若干低め。
体重は、4.24Kg。
爪切りと、検便(問題なし)、レボリューションをつけていただきました。

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血液検査をしていただいたところ、以下のような結果がでました。【】内は標準値です。
これだけ酷い状態でしたが、腎臓、肝臓問題なく、結果は猫風邪の症状を示していました。
RBC赤血球:8.74M/uL【6.54-12.20】
HCTヘマトクリット値:37.4%【30.3−52.3】
HGBヘモグロビン濃度:12.9g/dL【9.8−16.2】
MCV平均赤血球容積:42.8fL【35.9-53.1】
MCH平均赤血球ヘモグロビン量:14.8pg【11.8-17.3】
MCHC平均赤血球ヘモグロビン濃度:34.5g/dL【28.1-35.8】
RDW赤血球分布幅:24.9%【15.0-27.0】
%RETIC%網赤血球:0.9%
RETIC網赤血球数:80.4K/uL【3.0−50.0】
RETIC-HGB:17.4pg【13.2-20.8】
WBC総白血球数:16.61K/uL【2.87-17.02】
%NEU%好中球:78.3%
%LYM%リンパ球:12.3%
%MONO%単球:5.1%
%EOS%好酸球:4.2%
%BASO%好塩基球:0.1%
NEU好中球数:12.99K/uL【2.30-10.29】
LYMリンパ球数:2.05K/uL【0.92-6.88】
MONO単球数:0.85K/uL【0.05-0.67】
EOS好酸球数:0.70K/uL【0.17−1.57】
BASO好塩基球数:0.02K/uL【0.01-0.26】
PLT血小板数:435K/uL【151-600】
MPV平均血小板容積:17.4fL【11.4−21.6】
PCT血小板クリット値:0.76%【0.17-0.86】
GLUグルコース:142mg/dL【71−159】
CREAクレアチニン:1.1mg/dL【0.8−2.4】
BUN尿素窒素:26mg/dL【16-36】
BUN/CREA:24
CAカルシウム:9.9mg/dL【7.8−11.3】
TP総蛋白:10.1g/dL【5.7−8.9】
ALBアルブミン:2.6g/dL【2.3−3.9】
GLOBグロブリン:7.5g/dL【2.8−5.1】
ALB/GLOB:0.3
ALTアラニンアミノトランスフェラーゼ:88U/L【12−130】
ALKPアルカリフォスファターゼ:52U/L【14−111】
CHOLコレステロール:177mg/dL【65−225】

歯も無いし、高齢だし、なんか手術されて知らない場所にリリースされて、餌もなくて飢え死にしそうだったし、踏んだり蹴ったりでしたが、診断結果は、ただの風邪(慢性鼻炎)との事でした。

今後は、先日処方していただいたお薬は中止して、3、4日毎に点滴を3回程繰り返してみて、3回目の症状次第で、お薬を処方するかどうか決めましょうとの説明を受けました。

検査結果を待つ間、M様と一緒に猫ちゃんの名前を考えました。

元気になってくれるように「元ちゃん(げん)」と名前をつけました🌼

12月3日

午前中、M様に同伴して元くんの再診に行ってきました。今日は、大西先生に診察していただきました。

長い尻尾で、先端が少し折れている鍵尻尾でした。
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今日の体温も、37.3度。やはり若干低めです。もしかすると低い体質の可能性もあるとの事。体重は、4Kg。少し減っていました。今日も点滴をしていただき、目の治療に点眼薬を処方していただきました。

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噛まれたところで歯もないし、爪も切ってあるし、触りまくりましたが、普通に良い子でした☺️何回か、力強い声で鳴きました。ご飯は、外にいた時ほどは食べないそうですが、ちゅーるが好きだそうです。

瞼をめくると、角膜浮腫が酷いのが分かります。
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視力があるのかないのか、先生がライトや指で視線を追ってみたりしましたが、年のせいなのか、風邪のせいなのか、動きが鈍くてよく分かりませんでした😔でも、教えてもいないのに押入れの上段に入って寝てたり、キャットタワーに登っていたりしたそうなので、若干は見えているんだと思います。

先住猫ちゃんには、フーシャーされながらも、喧嘩する元気もないというか、元々穏やかな性格なのか、なんとなく共存できている感じだそうです。いままで苦労した分、穏やかな余生を送れると良いなと願っています🌈

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