江戸川区平井7丁目で、瀕死の白黒猫(地域猫)を保護しました
2020年11月14日:保護
18時過ぎ、江戸川区平井7丁目(某所)にて、よだれが酷く衰弱していた白黒猫を発見、保護しました。とても人馴れしていて、その場にいたスタッフたち、地域猫たち、みんなにスリスリして挨拶してくれました。
すぐに、平井動物病院へ運び検査していただきました。
・オス:右耳に耳カットあり。平井6丁目あたりに、このような丸い耳カットをする病院があるそうなので、6丁目あたりで、お世話されていた地域猫かと思います。
・体重2.3Kg
・エイズ・白血病キャリア、どちらも陰性
・貧血、黄疸あり
・歯は犬歯以外ほとんど残っておらず(腫れ上がった中に埋没した歯が1本あり)、口内環境は良くありませんが、保護する前、カロリーエース を一気に飲んで、ちゅーるを食べたので、まだ食欲は残っているようです。
点滴と抗生物質の注射をしていただき、4日分のお薬を処方いただきました。入院させず、そのまま連れて帰りましたが、はっきりとした原因が不明の状態です。
2020年11月15日
昨晩は、ほとんど食べず、このまま自宅で介護していてもできる事は限られているので、朝一番で、みやむら動物病院へ連れていきました。大西先生に担当していただくことになりました。
話しかけると「ポーポー」と、か弱い声で返事をしてくれるので、ポーちゃんと名前をつけました。
先生に、前日の平井動物病院での検査結果を伝えて、一旦お預けして、夕方、結果を聞きにいきました。改めて、血液検査とレントゲンをしていただきました。
先生から、以下の5つの症状を言われました。
・重度の貧血:19.7%(非再生性貧血)
・肝性黄疸
・重度の口内炎、口の中が膿んでいる状態
・脱水
・削痩(さくそう)
原因を紐解いていくと、重度の口内炎が原因で、これらの症状を引き起こしているのではないかという事でした。その他、腎臓の数値は問題なく、肝臓の数値は標準値内ではないけれど突出して悪い状態でもなく、レントゲンも綺麗な状態とのことでした。
もっと早く治療をしてあげていれば・・・
こんなに痩せてしまうほど弱っているのに、助けてくれる人は誰もいなかったの?
ポーちゃんは、いつもの野良猫ちゃん専用の入院室で、入院させていただくことになりました。一縷の望みをかけて、先生に出来る限りの治療をお願いしました。
頑張ろうねって、声をかけると「ポー」って声なき返事をしてくれました。
2020年11月16日:永眠
ポーちゃん、14時40分頃、亡くなったとの電話が病院からありました。
少しずつ体温が低下していき、苦しまずに穏やかな最後だったそうです。会いに行こうと準備していた中の連絡で、お別れに間に合いませんでした😢
私達のところに姿を現したポーちゃんは「助けてください」「病院というところに連れて行ってくださいませんか?」と一生懸命訴えてきていました。病院に連れていってあげると、安心した顔をしていました。でも、目に見えて状態は思わしくなく、保護をした時から、今週いっぱい持つかどうか、ぎりぎりの状態だと覚悟していました。
あと少しでも早く来てくれていればと、本当に悔やまれます。
亡くなる前に、我が家に連れてきてあげたかったです😔
みんな色々な事情があるのはわかるけれど、せめて自分の目の前に「助けてください」って来た子くらいは、助けてあげるような人であって欲しいと思います。命は一瞬で消えてしまう儚いものです。その時を逃してしまったら、もう戻ってくることはないのですから。
2020年11月18日
江戸川区春江町にある城東動物霊園で10時半から火葬していただきました。
前日(17日10時)は、ミーたんの火葬をしていただいたので、連日のお別れとなりました。
ポーちゃんのお骨は、ねこねこ亭の家の子として名前をつけていただき持ち帰りました。
写真の右が、ポーちゃん。
真ん中が、白雪ミニィちゃん。
左が、みよちゃんです。
まるで親子みたいになりましたが、みんな違う場所から保護して間もなく亡くなった子達です。私が生きている限りは、我が家に置いて供養してあげたいと思っています。