野良猫・地域猫の猫の連れ去りが発生しました❗️猫獲り・猫拐い
墨田区某所(野良猫・地域猫・餌やりが多い地域)で、猫獲りが発生しました。
📌発生日時:2020年9月30日 夜11時頃
📌状況:墨田区の腕章のような物を腕につけて、役所の人間を装い、5〜6人の男性が車できて、網を使って野良猫・地域猫を一斉に捕まえていきました。子猫4匹がいなくなりました。
近くのマンション内から目撃していた方が多数いて、一時騒然となったそうです。
近所の男性の方は、眠れず(某所で)一服していたところ、目の前で猫を捕まえて行ったと言っていました。
同じ時期、あちこちで猫たちが一斉にごっそりいなくなっていると、地域の餌やりさん達が心配していた矢先の出来事でした。
📌翌日、墨田区に問い合わせたところ、そのような事はしていないとの回答がありました。
📌警察へ相談し、周辺のパトロールを強化していただくことになりました。
📌役所の人間を装い、それらしいバンのような車で来て、猫を網で捕獲していく報告は、江戸川区・葛飾区でも、10年程前からありました。いずれも、野良猫が増えすぎて、餌やりと住人との間でトラブルになっている場所が狙われていました。
そして目撃したほとんどの人が、
保健所が野良猫を捕まえていってくれた
保護してくれたと思っていました。
こういう記事を書くと、今まで写真等の証拠が一つもないのはおかしい、事実ではない、捏造だと非難される方がいますが、とっさの状況下、複数の男性の目の前でカメラを向けて撮影できる度胸のある人がどれだけいるでしょうか?
餌やりは、餌をやる事には一生懸命ですが、何年も餌を食べに来て懐いている子にでさえ「自然淘汰だから」 「お金がないから」という言葉をつかい怪我や病気になっても放置します。野良猫を疎ましく思っている住人は、目の前から野良猫がいなくなり安堵します。いったいどれくらいの人間が、猫が連れ去れている事実を真剣に受け止め、対処しようと行動するでしょうか?
今後、同じような野良猫の連れ去りは続くでしょう。
連れ去られた猫達が、どのような運命を辿っているのか想像したくはありませんが、以下のような記事があるのを教えてくださった方がいたので、リンクを貼っておきます。
▼悪質な猫狩り業者を見かけたら通報して下さい(2010/06/11の記事です)
本文中の「三味線の皮」になる記載について、事実ではないと声高らかに抗議される方がいますが、私が子供の頃(熊本県)猫を飼っていた時の話、三味線の皮にしたいから、腹に傷がない(=不妊手術をしていない)若い猫(=皮がやわらかい)を譲ってくれと言われる事が多くありました。現在は、動物愛護の観点から本物の猫の皮を使った三味線は一般的ではなくなりましたが、そういった文化が日本にもあった事を忘れてはいけません。
また「動物実験用として」という記載がありますが、汚い野良猫を実験用として使うなんて事はない!と、否定される意見も多くあります。ただ私が子供の頃に飼っていた黒猫は、当時掛かりつけの獣医から「論文を書くための実験用にしようと思っていたけど、黒猫だから殺すのが気持ち悪くなった」と言われ引き取った猫です。その獣医は、野良猫を捕まえてきたり、飼えなくなったと言われた猫を引き取って、論文を書くための実験に使っていると言っていました。当時、家族ぐるみで仲良くしていたその獣医に「たくさん殺せないと獣医にはなれない」と言われた事で、私は獣医になる道を諦めました。
もし連れ去りを目撃したら?!
・周囲の方に注意喚起をしましょう。外飼いされている飼い猫、出入り自由で飼われている飼い猫は、人馴れしていて捕まりやすいです。
・犬の散歩をしている人に声をかけて、協力を求めましょう。ひとりでも多くの地域住人が、目を光らせている事が、連れ去りへの抑止力になります。
・連れ去りは、動物愛護法と窃盗、器物損壊等に該当しますが、被害届を受理してくれるかどうかは、警察次第です。連れ去れた数(どんな猫か等)、目撃証言、動画や写真、車のナンバーや車種など、できる限りの特徴を記憶しておいてください。証拠が多くあれば受理されやすいです。
・飼い猫も巻き込まれる可能性が高いことから、地域の回覧板や広報などに、飼い猫を外に出さないよう掲載してもらってください。
・犯人は、効率よく猫を捕まえられる場所を狙います。猫が多い地区、餌やりがいる時間帯などの下見をする事が多いです。普段は見かけないような不審な行動をする人物や、車を目撃したら、メモして警察へ相談しましょう。
必ずしも猫獲りが目的とも限りません。幼い事もや若い女性が犯罪に巻き込まれるケースもあります。動物虐待が入り口となり、人間への犯罪へと繋がるという結果もあります。野良猫なんてどうなっても良いと思うのではなく、自分が愛する人や、子や孫が、犯罪に巻き込まれた時、後悔する事がないように、どうか軽く考えたりせず、関心を持ってください。
・不審人物の情報をもとに、事前に警察署の生活安全課に相談し、パトロールを強化してもらえないか、近くの交番に相談してください。これまで相談した経験から、大きな警察署よりも、交番の方が、親切に対応してくれます。その際に「動物愛護法違反」である旨をしっかり伝えましょう。動物愛護法は、改正を重ねて罪も重くなっています。連れ去りや、虐待は、犯罪です。
餌やりのみなさんへのお願い
私達は、不妊去勢手術をしないまま、餌やりが餌をやり、猫が増えてしまった場所に赴き、皆様から頂いた寄付金から手術費用を捻出し、TNR活動をしています。
不妊去勢手術をして欲しいとお願いすると、多くの餌やりに「お金がない」と断られます。
だけど、1匹が7匹に増える前に手術をすれば、1匹分の餌代だけで済みます。
7匹が病気や怪我になった時、治療費を捻出するのは厳しいかもしれませんが、1匹なら病院に連れていって治療することも可能ではありませんか?地域猫の寿命が3、4年と言われている理由は、怪我や病気の治療をしてもらえないからです。
私達がお世話している地域猫は、病気や怪我をしたら(捕獲して)病院へ連れて行き、治療をしていただいた後、再びリリースをし、地域猫として世話を続けています。病院へ連れていくべきか悩む時は、撮影した動画や写真を獣医師にみせ、治療が必要かどうか判断を仰いだり、薬だけ処方していただく場合もあります。そうやって世話を続けてきた事で、今では、10歳を超える地域猫も沢山います。
餌をあげないと可哀想だからと、不妊去勢手術もせずに餌やりだけをしている皆さん❗️
可哀想という意味を履き違えないでください。
増えすぎた野良猫・地域猫は、犯罪者の標的にもなりやすいです。