飼い主さんが自殺して残された猫:かず&ピクシーくん
日曜日、かずくんとピクシーちゃんの御見合いをしました🌼
2匹の里親募集には、沢山の偶然と御縁が重なって、結果、2匹一緒にトライアルに行く事が決まりました😭
ピクシーちゃんは、血統書付きのエキゾチックショートヘアという事もあり、多くの問い合わせがありました。でもみんな、高齢で雑種のかずくんは欲しくないそうです⤵️かと言って、一緒にもらいますとか、すぐ連れていきますとか、言われても怪しさ満点すぎで渡す事はできません❌
お見合いの時のピクシーちゃん。仕草も性格も、とても控え目です。
亡くなった飼い主さんは、動物がとても好きな方でした。
3匹の猫の他に、金魚やウーパールーパーもいました。金魚とウーパールーパーにも、里親さんが決まりました😌
子供の頃から野良猫を拾って飼ったり、飼えない時は「おばちゃん飼ってくれる?」と飼い主さんを探したり、WWFや震災後の福島へも、毎年、寄付されていました。
サッカーが好きだったようで、猫の名前は、かず・ピクシー・ミシェルと付けてありました⚽️
残された服や靴などからは、とてもオシャレな方だった事もわかりました👚
飼い主さんがいない部屋、2匹寄り寄り添って押し入れで暮らしています。
かずくんは、出てなかったクシャミが出るようになったので、経過を見ています💦
飼い主さんが心の病気になったのは、お父様とお母様を立て続けに癌で亡くされてからだそうです。
一人っ子だった彼女は、広い家に、ひとりぼっちになりました😔まだ、御両親の荷物も残ったままでした。飼い主さんが亡くなってから、猫ちゃんのお世話をしてくださっていたのは、70代の近所に住んでる知り合いの方です。彼女が産まれた時「産湯に入れたのは私なのよ」とおっしゃってました。両親が亡くなられてからは、この方が母親代わりだったそうです。
かずくんは、猫好きさんだとわかると押し入れから出て来てくれます💓
猫が嫌いな人には、出て来てくれません😑
飼い主さんの遺書には、一番最初にかずくん達の事が書いてあって、何枚も残っていた下書きにも、猫達の事が一番に書かれていました😭遺書は、母親代わりだったお婆ちゃん宛てでした。
でも、亡くなった知らせを聞いて駆けつけた遠くの親戚は、早々に家の中をひっくり返して、金目の物を宅急便の箱に詰め、通帳や遺書までも持ち出し、遺産をどうにかしてもらおうと画策し、猫は保健所へというような人達でした😔
猫達の話が来た時、もしや?と心配していたけれど、典型的な財産目当ての人達でした⤵️でも今は、知り合いのつてで、お婆ちゃんに良い弁護士さんがついてくれました⤴️
飼い主さんが御骨になって戻って来てから、かずくんは、御骨の前にずーっと座っていたそうです。
言葉はわからないけれど、動物だって分かる事があるんだと思います。今は、その御骨も親戚の手によって持っていかれてしまいました😔
まだ色んな事で揉めているみたいだけれど、かずくん達の事を託された私達ができる事は、ただひとつ。飼い主さんが、安らかに天国にいけるよう、里親さんを探してあげることだけです。
かずくん、ピクシーちゃん、あと少しだけ、みんな一緒に頑張ろうね😭