江戸川区平井:ミニチュアダックス多頭飼育崩壊:崩壊現場の1年後
あれから・・・
2011年から悪臭と鳴き声による騒音で問題になっていたミニチュアダックスの多頭飼育現場は、なんの解決もできないまま2018年6月、飼い主が死亡することで、崩壊となりました。
あれから1年。救出された犬達は、医療措置が施された後、里親が決まっていきました。
そして崩壊現場では、・・・
崩壊から1ヶ月後の2018年7月
空き家になった家から、餌となる犬がいなくなったことで、大量のノミ・ダニが外に移動しました。その結果、近隣の大人達、子供達、飼い猫、飼い犬まで、毎日、毎日、全身を刺されるという被害が発生しました😔
保健所に連絡すると、崩壊現場となった家の室内と室外に殺虫剤を撒いてくれたそうですが、室内に犬はいないので、これ以上の対応はできないと終わりとなりました。被害にあっている家々に対しての対策はありませんでした。
知り合いの議員にも相談されましたが、解決策はないままでした。
上の写真は、被害にあっている方の玄関前に置いたトラップに引っかかったノミです。一晩置いただけで、これだけの量が取れました。想像してみてください。これを超える量のノミが、近隣の家々の中にもいるのです。
長年、悪臭と鳴き声に悩まされた後は、凄まじい痒さに襲われる日々となりました⤵️皮膚科に行くと「ステロイドを使ったとしても治るかどうか分からない」と言われた程の状態だったそうです。
近隣の方々は、個人で殺虫剤を買って、室内・室外に撒き続けましたが、繁殖力は凄まじいもので、ありとあらゆる種類のものを試しましたが、解決には至りませんでした。
治療費や殺虫剤など、費用が積み重なるばかり。少しでもいいので、駆除に手を貸してくれないだろうかと、崩壊時に来ていた親族の方に連絡を取ったそうですが、一切関係ない💢と、取りつく島もなかったそうです。そもそも話し合いに応じてくれるような人であれば、何年も問題を放置しなかっただろうし、崩壊など起きなかったはずです。ただ近隣の方々も、無駄とは分かっていても、言いたかったんだと思います。
崩壊から5ヶ月後の2018年11月
ようやくノミ・ダニの被害が収束しようかという頃。
崩壊現場となった2階建の一軒家の取り壊しが決まりました。解体業者が室内に入り、殺虫剤を撒きました。室内は、ネズミの巣窟になっていました。その結果、またしても室内のノミ・ダニが近隣に広がってしまいました😔
それだけではなく、解体時に周囲の庭から、おびただしい数のビニール袋に入った犬の死体がでてきました😱
フジテレビ「とくダネ」で放送された際に画面に映った40匹近くの犬と、その後にも繁殖を続けていた証拠がそこにはありました。
土に埋めてあれば、数ヶ月の間に骨と皮になっていたと思いますが、密閉されたビニール袋の中では、想像を絶する姿になっていたそうです。解体屋として派遣されてきていた外国人労働者の方々が、嘔吐を繰り返しながら作業を続け、周辺は、嘔吐物と死体と腐敗臭で、地獄絵図のような有様だったそうです。
2018年、年末
崩壊現場は、ようやく更地になりました。
更地になった土地は、業者から転売されましたが、買い取った業者は何の情報も知らなかったようで、「人が死んだり、犬の死体がごろごろ出て来たような土地を、よく買いましたね😑」という近所の方の言葉を聞いて、血相を変えて飛び帰ったそうです。契約は白紙に戻り、今は、元々買い取った業者が所有しています。
不動産屋と地元住人との間には、近隣の土地の地上げ問題や、崩壊した土地の強引な売買方法などで様々なトラブルが続き、警察を呼ぶ騒ぎにもなりました。良い話が耳に入ってくることはありませんでした。
今はまだ更地のままですが、そんな土地でも、いつかは誰かが買って家を建てると思います。
売買情報を見ましたが、過去のことは何も書いていないので、事故物件としての扱いにはなっていないようです。ですが、少なくとも、買った後には、近隣の方々から真実を聞くことになると思います。
亡骸は、解体業者が産業廃棄物と一緒に処分していまいましたが、土地にはまだ、いくつかの骨が残っていると思います。
お花を供えてあげたくても、私達は遠くから冥福を祈ることしかできません。
これから先、土地を買って家を建てる方が、お庭に綺麗な花を植えてくれるような人であったらいいなと願うばかりです😔