ねこねこ亭の小さな命を守る会

あなたが餌をあげている野良猫は、近隣に迷惑をかけていませんか?当会には、毎年多くの相談・苦情が寄せられます。他人の敷地に糞をする、マーキングをする、発情の声がうるさい、車に傷をつける、子猫を産んでいる・・・、餌やりをするのであれば、繁殖して増えないような措置を行ってください。希薄な御近所付き合いの中で、迷惑だと思っている住人の方々は、餌やりへの不満を溜め込んでいます。怒りの矛先が、あなたが餌をあげている猫に向かう前に、増やさない努力をしてください。私達は、野良猫がいない社会を目指して、東京都葛飾区・江戸川区を拠点に、野良猫に不妊手術・去勢手術を実施する活動を行っています。

江戸川区平井:ミニチュアダックス多頭飼育崩壊:飼い主との2年間の記録

2年分の飼い主とのやり取りが残っています。
その過程で、3匹の犬を譲り受けました。

飼い主には、ボランティアであることを秘密にして接触を試みていたため、これまで詳細を一切公開する事ができませんでした。その為、みなさまからの寄付金の中から(77,618円:a/d缶とミルクと初期の医療費分まで)を使った段階で、自費での活動に切り替えました。 多頭飼育していた飼い主が死亡しましたので、これまでの経緯など全てを公開したいと思います。

はじまり

2016年2月末。
ちょうど、江戸川区平井で(猫の)多頭飼育崩壊が発生し、その対応に追われていた時期と同時に情報が入ってきました。場所も猫の多頭飼育崩壊現場に近く、犬の飼い主を知っているという知り合いが多数いました。

📝2016年2月25日

保健所の担当の方に、犬の多頭飼育について、場所や、これまでの保健所サイドの進捗状況などを伺いました。
・男性一人暮らし。
・猫の多頭飼育崩壊現場(ココ)よりも酷い状況である。
・近所からの苦情も多数。
・保健所と飼い主との連名で、町内のあちこちにポスターを貼り、里親募集に努めている。また増やさないよう指導している。
・飼い主が面接をして、気に入った人にしか譲渡をしない。選り好みが激しい。
・保健所の電話に一切出なくなった。
・譲渡の際の金銭のやり取りはない。
・なぜ犬を増やすのか聞き取りができていない。
・ミニチュアダックス(多数)とシーズ(少数)がいる。

飼い主を知っている方々をたどって、情報を入手しました。
・奥さんは、数年前に自殺(詳細は伏せます)。
・奥さんが生きていた頃は、ワクチン接種を受けに病院へ連れて行っていた。
・その頃に犬を譲り受けた人達は、良い方だと言っていました。
・ポスターを作って保健所と連名で里親募集を始めたのは、1年くらい前から。

2016年3月7日

某所から、マスコミが飼い主の家を嗅ぎつけて、名刺を置いていった、飼い主と連絡を取り合っているようだとの知らせが入りました。

2016年3月14日

町内のポスターを探して回ったところ、とある集合住宅の掲示板に貼ってあるのを見つけました。飼い主に接触した某ボランティア団体から、交渉に一切応じてもらえなかったという話を聞きました。正攻法では無理な相手と判断しました。

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スタッフNさん(女性)が、里親募集のポスターを見た「子犬が欲しい」という風を装い、ポスターに記載してあった電話番号に電話を掛けました。すぐに飼い主がでて、今は、子犬はいない、1才から6才くらいの女の子ならいる。暫く、子犬が生まれる予定はないと言われました。電話での口調はとてもしっかりした印象で、希望者への扱いが手慣れた印象でした。子犬がいないのであれば、もう一度、主人と相談してから連絡しますと伝え、電話を切りました。

2016年3月17日

フジテレビ「とくダネ」に「犬の鳴き声で近所トラブル増加」という内容で、飼い主本人が、モザイクがかかった状態で出演していました。

放送をみた方のブログの記事がありました。詳しく書かれています。

・密集した住宅街の2階建の一軒家
・外まで響く犬達の鳴き声。騒音計で計測すると、最大78.1デシベル。一晩中鳴いている時もあり、寝不足で眠れない。
・隣の人がノイローゼでうつ状態になったり、他にも健康被害を訴える住民がいる。
・鼻をつく異臭。夏は臭くてたまらない。
・犬が増え始めたのは、5年ほど前から。
・近隣の住民は、警察に相談したり、区の議員に相談したり、署名を集め江戸川区に提出。区は、里親探しなど指導を行なっている。
・大型トラック(長距離の)運転手である。
・運転するトラックに、5匹同乗。普段から数匹を入れ替わりで連れて回っている。
・夜中に帰宅すると吠えるので、深夜の帰宅を控えた結果、週3日くらいしか帰宅できなくなった。
・飼い主が撮影したビデオカメラの映像には、1階の台所に、10匹程のミニチュアダックスフンドとトイプードル、2階の洋室には、20匹を超える犬がいて、躾はされていない様子。
・飼い主の話では、増やそうと思って増やしているわけではなく、自然の流れであり、去勢は、人間のエゴだという。ホルモンバランスが崩れるという主張。
・犬は可愛いから手放す気はない。
・1つの皿の餌に群がる犬達。
・多めに餌と水を置いているから、1日ぐらい帰宅しなくて平気という。
・今後、住民と歩み寄る気はない。気の向くまま。
・犬の登録をしておらず、年1回の狂犬病の予防注射も受けさせていない。→江戸川区が、狂犬病予防違反で告発。15万円の罰金刑となったが、未だ予防接種は受けさせていない。狂犬病の予防注射は、外に出さないから打つ気はない。
・きちんと飼育できているかと問われると、それは人それぞれ見方が違うからわからないと言う。
・今後、江戸川区は、動物の愛護および管理に関する法律に基づき、騒音や悪臭についての措置を検討を行なっている。

放送をみたスタッフのひとりから、愛護団体が動くレベルの酷さだ!という切実な訴えがあり、保健所に放送があった事を知っているか確認しました(知っていました)が、今のところ、どこの愛護団体からも問い合わせはきていないとの事でした。もし、いずれかの団体が関与する事になった場合は、連絡をする旨の約束をいただきました。
4日にスタッフNさんが電話で会話をした事も伝えました。
保健所の方からは、約束をしてもすっぽかすし、平気で嘘をつくので気をつけてくださいとアドバイスをいただきました。

ブログに、(猫の)江戸川区多頭飼育崩壊と合わせて少しだけこの件の記載もしていたので、放送後、多数のアクセスがありました。この日からマスコミが、ねこねこ亭を探し回っているという情報が、各所から入ってきました。御迷惑をおかけしました🙏

2016年3月27日

スタッフNさん、放送の中で見たある犬(成犬)が、どうしても気になり、その子が欲しいと交渉の電話をしました。結果、4月3日の14時に、飼い主の家の近くのコンビニで待ち合わせをして、犬(成犬)のお見合いをすることになりました。ただし、こちらが希望している犬は、お気に入りだから渡せないと言われました。

2016年3月29日

お昼、飼い主からスタッフNさんに電話が掛かってきました。「子犬が2匹生まれた(オスとメス)。子犬がいいんだよね?」という内容。スタッフNさんが「兄妹で飼ってもいいですか?」と聞くと、「いいよー」という返事がありました。スタッフNさん「嬉しい!」と返事をすると、飼い主も喜んでいる様子でした。1ヶ月半しないと(母犬)と離せないから、その時にという事になりました。4月3日に約束していた御見合いは延期となりました。

スタッフBさんは、この間も近所の人達から聞き込みを続けていました。
相手によって、態度が全く違う、譲渡を渋るとの情報を得ていました。スタッフNさんのアプローチが良かったのか、どうやら気に入られたようでした。某店舗のお客さん達の中でも、(とくダネの放送をみて)飼い主を擁護する人達が多く、批判する人達との間で、店長が板挟みになっているという話を聞きました。

2016年4月2日

飼い主からスタッフNさんに「メールアドレス交換しよう。(犬の)成長の写真送るから」と電話が掛かってきました。その後、メールで、子犬の写真が届きました。片手に2匹乗せている写真で、写真の背景には、奥様と飼い主が肩を組んで犬を抱っこしている写真立てが写っていました。飼い主とのやりとりで、生まれた犬は未熟児のようだと分かりました。猫の多頭飼育崩壊用に送られてきた支援物資の中にa/d缶があったので、子犬の為に確保しておくことにしました。

2016年4月12日

お昼、スタッフNさんに、飼い主から「帰宅したら電気が止められれていた。このままだと子犬は低体温で育たないかもしれない。」と、電話が掛かってきました。以下、飼い主が言った事を箇条書きにしました。

・生後35日くらいまでは、低体温になりやすいから、電気毛布をつけていた。
・電気代が、エアコン2台分で、月に23000円かかる。
・犬は、1匹3万円で譲渡している。
・財布を落としたので家の中に入れないと言っていたが、後ろで「ワン!」と吠える声がした途端、家には入れていると言い直した。
・財布に全財産が入っていたからお金がない。
・(スタッフNさんは、東京の西の方に住んでいます)遠いから、ここまでお金を持ってくるのは大変だろう、4万円、○○銀行の○○支店の口座に入金して欲しい。
・スタッフNさんが、お母さん犬と一緒に子犬共々預かって育てますと申し出るも、移動すると母犬が子犬を噛み殺すからダメだと拒否。
・犬達の餌を持って行きます&どれくらい必要ですか?と申し出るも、スルー。
・今日4万くれたら、5月3日に残りの2万と引き換えに、子犬を渡す。

この日の17時、飼い主の家の近くのコンビニで会う約束をしました。
スタッフNさんは、保護猫数匹とミニチュアダックスを飼っています。なんとか1万円を用意して、犬達が餓死しないように、栄養缶とジャーキー等(合計2万円分くらい)を持って、待ち合わせの場所に行きました。

飼い主との面会時間は、およそ5分。
ねこねこ亭は、何かあった時の為に、最寄り駅の近くで待機していました。

待ち合わせ場所に現れた飼い主は、ホームレスと言われてもうなづけるくらいの白髪の激やせした男性でした。ろれつも回らずはっきりしません。崩壊間近に感じました。洋服の胸元から、ブルーの100均のタオルに包まれた子犬を「ほら」と出しました。オスは500グラムくらい。メスは、オスよりも小さく、無事に育つかどうか危うい状態でした。スタッフNさんが、1万円と餌と差し出すと「すみません、すみません」と連呼し受け取りました。本当は、領収書か何か証拠が欲しかったのですが、飼い主の異様さに、刺激を与えない方が良いと判断し、その場を後にしました。

その後、スタッフNさんとファミレスで合流しました。食事をしていると、飼い主から電話が入りました。
今度は「幼馴染みにお金を貸したが、その人が意識不明になったので、お金が返ってこない。」という内容でした。幼馴染みには、奥さんがいるが、旦那が意識不明の時に金の話はできないと。ついさっき、お金と餌を渡したばかりです。今すぐ、お金を用意する事はできないので、5月15日までに、残りのお金は用意しておきますと伝え、待ち合わせの時間は、追って電話かメールでという事になりました。

2016年4月17日

飼い主から、スタッフNさんに「また1匹、メスが生まれていた。」と電話がありました。その後、追加でもう1匹(オス)が生まれているのが分かりました。子犬が生まれるたびに1匹3万円、きりがありません😔スタッフNさん「もうひとり犬を欲しがっている友人がいるが、子犬でなく、大人の犬が良いと言っている。」と伝えると「譲渡できないことはないけれど、1年一緒に暮らすと、情が湧いて手放せないから。子犬しか譲渡できない。」と言われました。この日は「それじゃあ、名古屋にいる母に聞いてみてもいいですか?名古屋から、子犬に会いにくることはできないけれど。」と言うと「Nさんなら、信用しているからいいよ。」という返事がありました。

飼い主から「増やす気があるの?」と聞かれたので「いいえ、もらった子達だけ一生可愛がります。」と返事をすると「じゃ、オスだけ去勢しな。」と言われました。

多頭飼育崩壊で、寄付をお願いしているとはいえ、犬の多頭飼育の件については、スタッフNさんがボランティアである事を知られない為に、詳細を公開していません。子犬3匹分の9万円は、スタッフNさんが自腹で用意することになりました。子犬の状態が良くないというのは分かっていたので、引き取った後の医療費をどうするかも悩みました。子犬を諦め、飼い主との連絡を断つ事も考えましたが、ミニチュアダックスを飼っているスタッフNさんは、子犬を見てしまった後です。3匹だけでも、全うな生活をさせてあげたいと苦渋の決断をしました。

2016年4月24日

スタッフNさんに、飼い主から「(3月29日に生まれた)子犬を母犬ごと貸し出すから、家まで届ける。」と電話がありました。以前、スタッフNさんが、それを提案した時は、移動すると噛み殺すと言って拒否しましたが「もう噛み殺さない大きさになったから」と言うのです。子犬が死んでしまったら元も子もない(お金が取れない)から、母犬と一緒に貸し出す方が得策と踏んだようでした。

スタッフNさんが「一度預かったら、私も情が湧いて、母犬と子犬とを引き離すのが可哀想になるから。(母犬も欲しい)」というも「母犬は、亡くなった妻が大事にしてた犬だから、母犬だけは返せ。」と拒否しました。

暫くすると、メールで、とくダネの放送で写っていたレッドの犬の写真を送ってきて、この成犬なら譲渡してもいいと言ってきました。激痩せしていて、明らかに繁殖にもう使えない犬だからという感じがしました。成犬も3万円との事でした。

2016年4月25日

子犬の受け取りは、5月3日の約束のはずが、3日まで(お金を)待てないと焦っている様子。スタッフNさんが、電話に出なかったら、4時間の間に4回も着信履歴がありました。電話に出ると、犬の引き渡しを30日の15時、飼い主の家の近くのコンビニでという話でした。「予定よりも早く、母犬と子犬とを引き離すのは可哀想ではないか?」と言うと、「人間とは違うから、親なんか1週間もすれば産んだ事を忘れる。」という返事がかえってきました。

そして「ゴールデンウィークから、1ヶ月半(トラック運転手の仕事で)、地方を回るから不在にする。」と言われました。その間の犬達の世話はどうするのかと尋ねると、「個人ブリーダーの知り合いに頼むから」と言う返事がかえってきました。また「娘が沖縄にいるから、母犬を持っていく。」と。そして「(4月17日に生まれた)子犬達は、母犬は追い出したからもう会えない。代わりに婆さん(母犬の母犬)に育ててもらっている。」と言っていました。母犬の母犬は、出産していないので、お乳はでないはずですが、もしかすると出産したけど、死産だったのかもしれません。

以前は、背景をピンクのカーテンにしたり、送ってくる子犬の写真を工夫してありましたが、この頃になると、送ってくる写真の枚数が増えて、電話やメールでの連絡が頻繁に来るようになりました。段ボールに新聞紙1枚だけが敷いてあって、子犬達は、糞尿まみれの状態で写っていました。スタッフNさん、犬達が置かれている環境と、飼い主からの頻繁な連絡で、精神的に病んできました。

2016年4月30日

15時、スタッフNさん、飼い主の家の近くのコンビニで待ち合わせ。
(3月29日に生まれた)オス(480g)とメス(420g):生後32日
(4月17日に生まれた)オス(230g):生後13日
の3匹を、残りの代金8万円と交換に受け取りました。

(4月17日に生まれた)メスは、オッドアイだったとのこと。引き渡しを渋りました。珍しかったので、繁殖に使いたいようでした。スタッフNさん「他に可愛がってくれる人がいるのなら、そちらにあげてください。」と4匹目は、諦める事にしました。

糞尿にまみれていて臭いが酷い子犬3匹を「ノミがいるから」と言って渡されました。

子犬のその後の様子を知りたいから連絡をくれと言っていましたが、金づるになると踏んだようでした。(3月29日に生まれた)子犬の母犬は、沖縄に空輸すると言っていましたが、本当かどうか分かりません。ただ、1ヶ月半、家に帰らないのは事実のようでした。

スタッフNさんと話し合い、これ以上は、個人ブリーダーの行為を助長させるだけなので、犬の引き取りはしないという判断に至りました。

2016年5月3日

スタッフNさんに、飼い主からの電話とメールが頻繁に続いています。住所を聞き出したいらしく、SDカードを送るからとか、様々な理由をつけて連絡をしてきます。子犬達を、繁殖用に確保しておきたいようでした。

引き取った犬達の状態は、いずれもノミだらけ。1匹に400匹くらいノミがいて、先に生まれた2匹は、シャンプーと櫛で、後に生まれた1匹は、シャンプーできる状態ではなかったので、櫛でノミを取っていましたが、きりがありません。皮膚病も酷い状態でした。耳には、耳ダニがいました。子犬達は、夜になると、遠吠えをして、うなされる毎日でした。病院へ連れて行きましたが、余程、心のショックが大きいのでは?という診断でした。

(3月29日に生まれた)方のメスは、片方の目が白濁していました。
(4月17日に生まれた)オスは、片方の目が白濁?しているようでした。
スタッフNさん、ノミに刺されながら、寝不足の状態で、必死にミルクとa/d缶などで、子犬達を育てました。

2016年5月8日

(4月17日に生まれた)オスは、片方の目が、ブルーのオッドアイでした。飼い主は、珍しいので、去勢せずに増やせと言ってきました。

2016年5月9日

保健所へ電話。これまでの経緯を報告しました。
当初、保健所から聞いていた「譲渡の際の金銭のやり取りはない」という話と違い、お金を請求される事。生後1ヶ月と約15日で、状態の悪い犬を渡す事。繁殖を強要する事など説明し、犠牲者が増えないうちに、あちこちに貼ってある里親募集のポスターを剥がして欲しいと伝えました。

2016年5月16日

スタッフNさんに、飼い主からの頻繁な電話が毎日続き、繁殖させろとしつこく強要してきます。携帯電話を2台持っているようで、1台目の電話に出ないと、2台目の電話で連絡してくるようになりました。写真を送れとしつこいので、メスについては白濁した目が分からないような写真を選んで送りました。白濁は、オッドアイとは異なりますが、飼い主は、それも珍しい種類だと言って、繁殖に使いたがるからです。

2016年5月17日

里親募集のポスターが未だ貼ってありました。
スタッフBさんが、飼い主の家の近くまでいくと、悲痛な犬達の鳴き声がたくさん聞こえてきました。

2016年5月19日

スタッフBさんが、保健所へ電話。
ポスターをいつになったら剥がすのか確認すると、忙しくて剥がし忘れているとの回答。時間をみて剥がしにいくとの事。

犬の悲痛な鳴き声もしている件を報告。

飼い主が、保健所からの電話に出るようになり、2回程、話が出来たけれど、面会を拒否。5月中には、東京都と対応を協議するとのこと。結果の報告を受ける事になりました。夏までには、対策をしようと思っているとの回答。

飼い主の近所の人の誰かと、これまでの経緯など詳しく話を伺いたいので、機会を設けてもらえないか伝えました。保健所が同伴するかどうかは分からないが、話は聞かせてもらえると思う、確認しますとの回答でした。

その他に、1年ぐらい前に犬の譲渡を受けた人がいて、その時は、円満譲渡で、お金も取っていなかったと言われました。また、その円満譲渡を受けた人の紹介で、1ヶ月くらい前に犬の譲渡を受けた人がいて、お金は取られなかったけれど、妊婦犬を渡されたとの事。その後、譲渡は破談となり、犬は、妊娠した状態のまま返却。とても酷い譲渡だったと、怒って保健所に連絡がきたと言われました。

とくダネの放送中にもあった内容ですが、飼い主は、狂犬病注射の違反で、罰金刑になっただけです。罰金刑の際、犬の頭数の把握の為の立入りなどはなかったそうです。→その後、罰金を支払ったかどうか不明です。

保健所として、この件を把握するようになったのは、2、3年前からとの事。それ以前から近隣の方は迷惑していたはずだけど、いつ頃からかというのは把握していないと言われました。→崩壊の立ち入りの際、近隣の方々が、2011年から問題になっていたと言っていました。

結論として、今は、対策を模索しているところで、今後どうするか未定。もう一度、警察に介入してもらうしかないだろうとの事。私たちが受けた犬の譲渡は、金銭の譲渡の証拠がないので、効力がないと言われました。ならば、もう一度、証拠集めできる人を送ります(録画します、録音します、なんなら口座に入金する形を取っても)と言いましたが、そこまでしなくてもいいじゃないかという微妙な反応でした。

2016年6月16日

保健所へ電話。里親募集のポスターを剥がして欲しいと再度伝えるも、貼ってある住所を把握してないとの事。住所を伝え、早急に剥がして欲しいとお願いしました。

1週間くらい前から、ポスターに書いてある飼い主の電話番号が使われていない(不通になった)と言われました。私たちが把握している、もう1台の電話番号を記録に残しておきたいので教えて欲しいと言われました。保健所から電話をされると、私たちが困るので、あくまで記録用にということで伝えました。また、蝿や悪臭が酷い状態で、犬の声もするので、6月21日の東京都との話し合いで、確実に今後指導を入れる結果になると思うと言われました。

21日以降に、近所の人と話をする機会を設けますとの事でしたが、保健所からの返事はありませんでした。
→結局、最後まで回答はなく、近所の方々に会って話を伺う機会もありませんでした。

2016年6月28日

スタッフNさんに、飼い主が、また子犬が産まれたと写真を送ってくるようになりました。

2016年7月12日

相変わらず、保健所と連盟でのポスターが貼ってあるままです。何度お願いしても剥がしてもらえません。保健所と連名で里親募集しているので、何も事情を知らない人は、ペットショップに並んでいるような、とても可愛い子を無料で譲ってもらえると思うはずです。被害者が増える前に、早く対応して欲しかったですが、剥がされたのを確認できたのは、これからずっと後の事でした。

〜2018年1月まで

江戸川区で発生したもう一つの多頭飼育崩壊(猫)の件で、慌ただしく毎日が過ぎていき、犬たちの件が気になりつつも、何もできない日が続きました。

その間に、スタッフNさんには、飼い主からラインで連絡が来るようになりました。連日の電話やメールでの繁殖の強要に、連絡を断とうと考えていたNさんでしたが、悩んだ末、ライン上だけで、やり取りする事にしました。いつか立ち入りができた時、何か役に立つ事があるかもしれないという思いもあっての事です。

飼い主からは、ラインでやり取りするたび「子犬が産まれた」と、昨年末まで連絡が入っていましたが、今年に入って連絡がなくなりました。

これまでのやり取りの中で、目の色や毛色など変わった特徴のある子をつくる為に、意図的に近親交配させているという事がわかりました。とくダネの放送の中での飼い主は、愛情がある可愛いと言っていましたが、一般に犬を飼っている人たちとは、全く違う愛情でした。私たちが引き取った3匹の中にいたオッドアイ犬にも異常な執着を持って、繁殖を強要してきて、スタッフNさんは身の危険を感じる程でした。

2018年6月12日(飼い主死亡)

2018年6月12日〜6月14日:現場立ち入り日の記録

崩壊現場に立ち入った際、スタッフNさんも、現場に立ち会いました。とくダネの放送中に写っていた犬や、メールやラインで送られてきた写真の犬が残っていないか確認する為です。ですが、知っている犬は、残っていませんでした。

生後32日と、生後13日で、私たちが引き取った3匹ですが、スタッフNさん他、いろんな人たちの手助けを得て、今も3匹とも一生懸命生きています。メスは、療養食になり様々な治療をしていますが、オス2匹は、比較的元気に育っています。

スタッフNさんは、現場の惨状を目にして「子犬が産まれた」という連絡がくるたびに、お金を払ってでも引き取れば良かった・・・と、後悔しています。飼い主とやり取りを続けたNさんの携帯の中には、たくさんの子達の写真が残っています。とくダネで放送された当時(2016年3月17日)にいた30匹を超える犬達。そこから繁殖を続け増えていった犬達は、どうなったのか。飼い主が亡くなってしまった今となっては、もう分かりません。

2011年から続いていた数々の問題は、2018年6月、飼い主が死亡するという結果で、ようやく終わりを迎えました。

現在の動物愛護法では「生後56日を経過しない犬及び猫の販売、販売のための引渡し・展示が禁止されています。」私たちが、犬を受け取った当時の動物愛護法でも、生後45日を経過しない販売は禁止されていました。生後早い段階で、親兄弟と引き離してしまうと、吠え癖や噛み癖が出やすくなるからです。

さらに、年2回または2匹以上の動物を有償で譲渡する場合は「動物取扱業」の登録が必要でしたが、飼い主は「動物取扱業」の登録はしていませんでした。未登録のブリーダーから犬を有償で購入した場合、販売した側も、購入した側も法令違反となり、改善勧告、改善命令、登録停止、業務停止等の罰則対象となります。ですが、保健所がいうように「証拠にはならない」というのであれば、私たちは、単に知り合いから犬をもらって、心ばかりの御礼をしただけなのでしょう。

目の前で、動物愛護管理法に抵触する行為が行われていても、誰ひとり、1匹の犬さえも助ける事ができないまま、多頭飼育崩壊という結末を迎えました。

2013年に動物愛護法が改正されましたが、皆さんがパブリックコメントなどで、声をあげていくことで、これからも少しずつ改正されていくことでしょう。

ですが、どんなに法が整備されても、実行する意思をもって動く人間がいなければ、法はないも同然です。

今回の飼い主のように、明らかに適正な飼育をしていない場合でも、行政は指導レベルにとどまり、なにかにつけて個人情報だから、所有権を奪うことはできないからという言葉に阻まれました。

人よりも動物を優先しろとまでは言いません。動物対策よりも、人間の貧困や高齢者対策、地域発展の為に税金を使いたいという、言い分も良くわかります。ですが、動物よりも優先されるべきという人間の生活が、鳴き声や悪臭で悩まされ、最後には、糞尿ごみ屋敷に立ち入り、崩壊の後始末をしなければならないというのは本末転倒です。

皮肉なことに、スタッフNさんも、ねこねこ亭も、江戸川区の住人ですらありません。それでも、知らせを聞いて、江戸川区平井で起こった猫の多頭飼育崩壊の猫たちを救出し、犬の多頭飼育についても、なんとかしたいと行動しました。犬達を引き取ってくださったNPO法人アルマも、葛飾区に住所をおく団体ですが、すぐ近くで起こった事だからと、駆けつけてくださいました。

江戸川区の住人でない私たちが、江戸川区の案件に携わろうとすると、地理的に遠くロスが多くなる上に、行政の壁にも阻まれ、とても活動しにくいのが現状です。

江戸川区で頑張って活動しているボランティアの人達も多く知っていますが、江戸川区内のボランティアだけでは足りないくらい、江戸川区は問題になっている地域が沢山あります。どうか、地域住民である皆さんが、最悪の事態に陥ってしまう前に、もっと声をあげていただけたらと思います。

今回、スタッフBさんが、偶然にも、飼い主死亡の知らせを聞いたので、崩壊現場に立ち合う事ができました。私たちから連絡をしなければ、保健所から知らせが来ることはなかったでしょう。知らないまま時が経過し、ある時、崩壊した事実を知り、心痛める結果になったと思います。そして、犬たちは、保健所へ送られていたと思います。

ちなみに現在、東京都内の犬の殺処分数は0です。(猫は殺処分されています。)
様々な団体・個人が、殺処分0を実現する為に、愛護センターに来た犬たちを、引き取っています。ですが、愛護センターに辿りつき、ボランティアが引き出すまで、命が持つとは限りません。現場に立ち会って犬達を保護してくださった、NPO法人アルマの方々は、一刻を争う事態と判断し、即日、シェルターに連れて帰ってくださいました。命を繋ぐということは、時間との戦いなのです。

日々の活動に追われる毎日に加え、今回のような飼い主への対応をどうしたら良かったのか、犬たちを救出する手立てがひとつもなかったのか・・・個人のボランティアが考える範疇を超えています。

NPO法人アルマの代表も、ブログでアニマルポリスの意義を訴えていましたが、私たちボランティアが、悲痛な叫びをあげている動物たちの存在を把握した段階で、通報できる、そして行動力のある方々に託すことができるような、強い存在であるアニマルポリスが欲しいと、私も心から願わずにはいられません。

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