ねこねこ亭の小さな命を守る会

あなたが餌をあげている野良猫は、近隣に迷惑をかけていませんか?当会には、毎年多くの相談・苦情が寄せられます。他人の敷地に糞をする、マーキングをする、発情の声がうるさい、車に傷をつける、子猫を産んでいる・・・、餌やりをするのであれば、繁殖して増えないような措置を行ってください。希薄な御近所付き合いの中で、迷惑だと思っている住人の方々は、餌やりへの不満を溜め込んでいます。怒りの矛先が、あなたが餌をあげている猫に向かう前に、増やさない努力をしてください。私達は、野良猫がいない社会を目指して、東京都葛飾区・江戸川区を拠点に、野良猫に不妊手術・去勢手術を実施する活動を行っています。

交通事故にあった三毛猫ちゃん:三毛猫み〜たん:元気になったよー🎉

・名前:み〜たん
・年齢:不明
・性別:不妊手術済メス(耳カットあり)

🌷里親募集(譲渡手順・費用などについて)
🌷保護猫の預かりしてみませんか?
🌷看取りボランティアをしてみませんか?

2023年9月23日:第一報

夜10時過ぎ、ボランティア仲間のAさんから、ねこねこ亭に電話が入りました。Aさんは個人で保護やTNR活動をされている方です。

以前、AさんがTNRした猫ちゃんが交通事故にあい、餌やりさんから連絡を受け現場へ駆けつけたそうですが、歩けない状態で粉砕骨折などの可能性がある為、治療ができる病院がないかという相談でした。

事故にあったのは夜の7時くらい。

三毛ちゃんがを車で轢いてしまった方が餌やりさんに轢いてしまったと知らせにきたそうです。

粉砕骨折や下半身不随の治療ができる病院となると限られてきます😔

加えて三毛ちゃんは生粋の野良猫だったので、意識が朦朧とする中、痛みで更に凶暴になっておりベテランボラであるAさんでも保護に苦戦する状態でした。

Aさんに朝一番で私の掛かり付け(みやむら動物病院)に運ぶ旨を伝え、それまでに三毛ちゃんの確保をお願いしました。

☘️☘️☘️

轢いてしまった事はとても悲しい事ですが、事故を起こした方がすぐに知らせてくれたからこそ更なる事故にあう事もなく、息がある間に保護する事ができました。もし知らせてくれなかったら、誰にも気づかれず亡くなっていたかもしれないし、次々に通る車に何度も轢かれ亡骸さえ拾ってあげられないような状態になっていたかもしれません。

2023年9月24日:入院

掛かりつけの病院は9時に開きますが、8時には先生方が出勤して来られるので時間外(緊急)での診察をお願いしました。

三毛ちゃん8時に到着。

写真は診察室に運び入れた三毛ちゃんです。ぐったりしています。下半身は動かない状態ですが、首を持ち上げて威嚇をしてきます。

IMG_5862.jpg

余談ですが、全く人馴れしていない野良猫の場合、瀕死の状態でも最後の力を振り絞って抵抗・凶暴化してくるのでとても治療が難しいです😔

だけど診察が難しいからと麻酔をしてしまうと心臓が止まってしまう可能性が高いので麻酔もできません。そんな状態で血液検査やレントゲンなど必要な検査を先生たちは行います。

また元気になるにつれ力が強くなって抵抗してくるので、更に治療が困難になります。

野良猫の治療を受け入れてくれる病院が少ないのは、一般の患者さんたちへの感染症を防ぐ事以外に、そういった診療の難しさもあるように思います。

三毛ちゃんは稲室先生が担当してくれる事になりました。瀕死の状態で保護をした菜花ちゃんを治療してくれた先生です。

三毛ちゃんのレントゲンです。

IMG_5864.jpeg

レントゲンの結果、骨折はありませんでした。

IMG_5865.jpeg

口から出血して前歯が欠けて涎がでているものの、腹水もなく明らかな外傷はありませんでした。

ただ下半身は動かず。もしかすると頭部を強くぶつけている可能性があるかもとの事でした。今後治療を進めても半身不随が治らない場合は、CT・MRIが必要になります。

血液検査の結果です。右側の数値は他の猫ちゃんの結果なので無視してください。

20230924-1.jpeg
20230924-2.jpeg

総白血球数が高値、好中球数が高値→急性の炎症がある事を示しています。
クレアチンキナーゼが測定不能な高値で、筋肉の損傷が激しい事を示しています。(クレアチンキナーゼは、筋肉に多く存在するため、筋肉が損傷すると血液中に漏れ出してきます。)

体温が32.7度で低体温状態でした。(猫の平熱は38度台くらいです)

抗生物質を2種類投与、痛み止めを投与、点滴と保温(野良猫ちゃん専用ブースの室温もエアコンの温度を上げて暖かくしてあります)を継続。できる限りの治療をお願いしてきました。

2023年9月25日

朝、三毛ちゃんに面会してきました。

声をかけても動きませんでした。点滴に繋がれていました。

IMG_5902.jpg

変わらず低体温(32度から34度を推移)との事。

ご飯とお水が置いてあり、夜の間にパウチを若干なめた?かもの痕跡があったそうです。

まだ首しか上げられませんが、猫パンチの力が強くなっているとの事でした。

IMG_5903.jpg

午後にAさんが、餌やりさんから三毛ちゃんが普段食べていた🍚をもらって来て、面会に行ってくれました。状態は朝と変わらなかったそうです😢

2023年9月27日

午前、三毛ちゃんの面会に行ってきました。先生からお話しを伺ってきました😌

ん?なんだか少し元気になってきてるみたい⤴️

IMG_5981.jpg

昨夜の体温が36.3度、今朝は37.4度まで回復したそうです⤴️

42000あった白血球は25000まで下がりました。測定した機械が違うので誤差がありますが、標準値になりました。

ヘマトクリット値は30.9から31.1。点滴をしている事を考慮しても貧血に問題はなし。血小板も問題なし。血液の状態は落ち着いているそうです⭕️

入院時には内臓損傷が見当たりませんでしたが、数日経過したので、明日またエコーをするとの事でした。

口からの出血があった事を考えると、首や顔を打った事による一時的な脳しんとうがあった可能性があり。顎の腫れはひいてきたそうです😭まだ痛み止めを投与してもらっています。

ぐったりしていた一昨日とは変わって、三毛ちゃん目力がでてきました☺️私が声をかけると「誰?😳」と目が泳いでました。「だよねー」ってお話しして帰りました。

まだ自力でご飯を食べないので、今夜から強制給餌を試してみるとの事でした。食べていないので排便はありませんが、点滴を続けているので排尿はできているそうです。

2023年9月28日

強制給餌でご飯を食べてくれたそうです☺️

2023年9月29日

午後にAさんが面会に行ってくれました。動画はその時のものです😌日曜日に先生から経過のお話しがあります。

2023年10月1日

午前中、Aさんと一緒に病院へ行きました😌

前日の夜、先生から電話があり、明日の検査結果次第で退院できるかも?と聞いていたので、キャリーも持参しました。

腎臓も肝臓も腹水も問題なし。日常生活が送れるくらい血液検査の結果も落ち着いてきたので退院の許可がでました🎉

強制給餌をしていたご飯も、一昨日は自力で30%、昨日は40%食べていたそうです🍚

入院中、ご飯やお水、ペットシートを取り替えるだけでも猫パンチが飛んできて、噛みついたりする猫ちゃんだったので、先生もガッツリ手袋をしてます。

IMG_6099.jpg

キャリーに入れる時にエリザベスカラーを外していただきました😌

先生がお世話とか大丈夫ですか?と心配されていましたが、感じとしては昨年保護した野良猫の三毛猫スーちゃん(交通事故で横隔膜が破裂していた)くらいの凶暴度かなという感じでした🤔なんとかなりそうです。

IMG_6104_20231003010220d45.jpg

まだ右顎が腫れていて舌がでてます😢

IMG_6105_20231003010220b93.jpg

次に捕まえて病院へ連れてくるのも苦戦するだろう事を想定して、抗生物質の効果が切れる1週間後から飲むお薬(抗生物質:エンロフロキサシン)を12日分処方していただきました。お薬を飲み終わった後もまだ歩けなかったり、何か異常がある時には再診です。

動画は、キャリーに入った三毛ちゃんです☺️三毛ちゃんはAさんの家でリハビリと人馴れ訓練をします。その後も終生飼育しますと約束してくださりました🙏ありがとうございます。

病院ではずっと寝そべったままで、立ち上がったり、座ったり、歩いている姿は見れなかったそうなのですが、退院時、尻尾がくねくね動いていたので、歩けないわけではないみたい😳

2023年10月2日

三毛ちゃん、ケージの2階に上がった痕跡があり、段ボールハウスの中で普通にお座りしている姿を見る事ができるようになりました☺️

名前がなかった三毛ちゃんに、Aさんが「み〜たん」と名前をつけてくれました💝

2023年10月25日

Aさんから、み〜たんの様子が届きました☺️

リハビリが順調でもうこの高さを上ったり下りたりできるようになったそうです。ご飯はまだ近くにいると食べてくれないけど、離れるとすぐに完食するそうです🍚お薬もご飯に混ぜて飲んでくれているとの事。本当に良かったです⤴️

ケージ越しだけど先住猫ちゃんとも仲良くできそうな感じがするので、来月にはフリー生活を試してみるそうです。

20231025.jpeg

🐟🐟🐟

(いつもの事ですが・・・)三毛ちゃんに餌をあげていた方、轢いた方も事故後の三毛ちゃんには興味がなく1円も出してくれませんでした😔

餌やりしている時は地域猫だと言いながら、地域猫というには名ばかりで、不妊手術も怪我や病気になった治療も、動けなくなったあとの保護も全く関係のないボランティア任せです。そんなの地域猫とは言いません。餌やりする行為を正当化する為に単に地域猫という言葉を利用しているだけだと思います。

Aさんは、出産を繰り返していた三毛ちゃんを見つけ不憫に思い自腹で不妊手術してくださった方で、三毛ちゃんはAさんが餌やりしていた猫でもなんでもありません。

にもかかわらず、退院後もリハビリが必要な三毛ちゃんを元いた場所に戻す事はできないだろうとオウチに入れてくださりました。また医療費(10/01:82,390円:入院・治療費)も私が負担しますと言ってくださりました😭私よりも年配の方ですが三毛ちゃんの医療費の為にお仕事に入る日を増やしますと言われてました。

➡️み〜たんへの医療費の支援方法
2023年10月末まで応募します。集まった支援金の差額をAさんに負担していただこうと思います。

現在、三毛ちゃんの医療費の支援金として
2023/09/26:7,500円:HAJIHAK様
2023/10/03:3,000円:フクミライフウチ様
2023/10/03:5,000円:川井様
2023/10/03:10,000円:テラト様
合計(25,500円)が届きました😌応援いただいた皆様、ありがとうございました💓

A様からは差額(82,390-25,500=56,890円)となります57,000円を頂きましたので支援口座に入金しました。

出張買取くまねこ堂♪

くまねこ堂さんに不要な物を売っていただくと、私たちの活動に支援できます♪

出張買取くまねこ堂
詩歌集💓金木犀彩惠

私たちの仲間、金木犀彩惠さんが、詩歌集『身から出た愛と呼ばせて』を発売しました。

身から出た愛と呼ばせて:金木犀彩惠
キャンペーン実施中!

飼い主のいない猫の不妊・去勢手術キャンペーン第6弾を実施中です。

不妊・去勢手術キャンペーン

可愛いから買おうかどうか迷い中💓

保護猫ちび太ちゃんに買いました☺️地域猫ちゃんには防水防寒タイプの野良猫ハウスもあるよ。

 

猫ちゃんの脱走防止に窓には柵をつけてあげてね☺️脱走防止柵は私が買って良かった物のひとつです。